競艇の売上ってどれくらいあるの?売上額やランキングまで徹底解説!

競艇の売上ってどれくらいあるの?売上額やランキングまで徹底解説!

 

 

 

 

 

 

日本国内において、長年国民に愛され続けている公営ギャンブルの1つでるある競艇。

2021年現在、時代と共に様々な物が変化していますが、競艇も新しい形の公営ギャンブルとして変化していると言えるでしょう。

競艇は、バブル期と言われている好景気時代の1991年が売上のピークとされていて、景気の後退と共に、年々減少し、2010年にはピークの1/2〜1/3まで減少してしまいました。

今回当記事では、競艇の売上について詳しく紹介していきます。

昨今では、タレントをCMに起用するなどマスメディアでの露出や、家族連れの人やカップルで遊びに来ても楽しめる空間作りの工夫などで、舟券の売上も増加している傾向が見られます。

過去の売上や、現在売上が増加している理由などを知れば、新しい視点が生まれ競艇をより楽しめるようになるのではないでしょうか?

それでは、順を追って見ていきましょう。

 

バブル景気の崩壊で競艇の売上高も減少した

 

 

 

 

 

 

1952年から始まった競艇は、国民の娯楽である公営ギャンブルとして定着し、その後も順調に売上高を伸ばし続けました。

そして、好景気時代の1991年度に売上高のピークを迎え、その年の売上高は2兆5000億を超えるほどにまでなりました。

しかし、日本国内のバブル景気が崩壊したことによって、競艇の売上高も減少していくことになり、2010年度の売上高は、約8400億円にまで落ち込んでいます。

 

2010年以降に売上高は回復

 

 

 

 

 

 

しかし、競艇の売上高が減少していったのは2010年までになります。

それ以降は順調に売上高を回復させ、2017年にはピーク時のおよそ半分である、1兆2,300億まで売上を伸ばしています。

そして2019年には、1兆5,000億の大台を突破しており、競艇の売上は今後もさらに伸びていくことでしょう。

2021年現在、競艇は最も人気のある公営ギャンブルと言っても過言ではありません。

 

競艇の歴代売上高 BEST5

続いて、これまでに売上高の高かった年をランキング形式で見ていきましょう。

順位 売上
1位 1991年 2兆2,200億1,044万5,800円
2位 1990年 2兆1,499億4,601万6,700円
3位   1992年 2兆1,288億9,723万2,500円
4位  1993年 1兆9,984億8,715万3,400円
5位 2020年 1兆9,014億8,760万2,100円

1991年から1993年までの間は、バブル景気崩壊後の景気後退期とされていて、競艇の売上高も徐々に減少していることがわかりますね。

しかし、前記したように競艇の売上高は徐々に回復しており、2020年の売上高が1991年のピーク時にも追いついて来たことがわかります。

2021年以降の競艇業界にも期待しましょう。

 

競艇の売上が増加傾向にある理由

 

 

 

 

 

 

それでは、なぜ近年の競艇の売上高が増加傾向にあるのか、人気の理由を見ていきましょう。

冒頭でも少し触れましたが、運営側の努力もあり、現在の競艇場は一昔前までとは違い、クリーンで快適な空間に改善されています。

子供連れの人や、カップルでも競艇場で快適に過ごすためのエリアがあったり、貸切ルームや、カラオケルームでレースを楽しめる競艇場もあるんですよ。

それでは順を追って見ていきましょう。

 

テレボートによるインターネット投票サービスの普及

競艇の売上高が増加した理由として、1番に挙げられるのがテレボートによるインターネット投票サービスの普及でしょう。

テレボートとは、『ボートレース公式インターネット投票サービス』のことを指します。

対応している銀行口座があれば、以下のことがインターネットから可能になります。

・レースの情報を見る

・舟券を購入する

・レース結果を見る

こちらは電話対応も可能で、基本的に登録するだけで全サービスを無料で利用することが可能です。

登録すれば、会員専用サイトでオッズや直前情報なども確認でき、24時間、土日でも入金可能で投票日でも入金できるので、とても便利なコンテンツとされています。

しかも、配当金は当たったその日に出金できて、運営元は公式のボートレースサイトなので安心して利用することが可能です。

スマホやPCの普及によって、競艇場までの距離が遠い人が舟券を購入できたり、離れた場所にある競艇場の舟券を買ったりレースを見る事が可能になったことも大きな理由の1つと言えるでしょう。

また、コロナウイルスの影響で無観客のレースも開催されるようになり、テレボートを利用する人が増加しました。

 

メディアへの露出の増加

最近では、競艇のCMなどをよく見かけるようになったと思いますが、メディアへの露出が増えたことも理由の1つとして挙げられます。 

若者や女性に人気のタレントや、お笑い芸人の人を積極的に起用することで、競艇のイメージアップにつながっています。

また、YouTubeやAbemaTVなどの動画配信サービスで競艇番組を見かけることも増えましたし、『アメトーーク!』などの人気でも競艇が取り上げられていたことも大きな要因と言えるでしょう。

 

各競艇場のリニューアル

一昔前の競艇場のイメージといえば、暗かったり、タバコの臭いがきつかったりなど、良いイメージが持てかった人も少なくないでしょう。

実際に1990年代の競艇場は、ゴミやハズレ舟券がその辺に捨てられていて、お世辞にも綺麗とは言えない状況で競艇場自体の空気もどこか重たい印象でした。

女性が敬遠したくなるのは当たり前ですし、そのような場所に子供を連れて行っても教育上でも良くなかったでしょう。

しかし、2021年現在の各競艇場は、劣化や耐震補強で全国的にリニューアルされ、見違えるほど綺麗でクリーンな印象の施設になりました。

冒頭でも少し紹介しましたが、現在の競艇場はカップルシートやキッズエリアなども設置され、家族や恋人を連れて遊びに行けるアミューズメント施設になったと言えるでしょう。

 

ナイトレースの開催

ナイトレースとは夕方から夜の時間にかけて開催されるレースのことを指します。

売り上げの悪い競艇場がナイトレースを開催した結果、売上が激増したという過去もあって、他の競艇場もそれに習ってデイレースからナイトレースに切り替えることで競艇業界全体の売上を増加させることに成功しました。

ナイター開催だと会社員の人も競艇場で舟券を購入することができますし、仕事帰りにパチンコなどのギャンブルをする人の選択肢が増えたとも言えるでしょう。

 

2019年度と2020年度の総売上高比較

 

 

 

 

 

 

次に、『日本モーターボート競走会』が発表した2019年度と2020年度の総売上高などを比較して見てみましょう。

各年データを以下の表にまとめました。

売上高 利用者数 前年度比
2019年 1兆5,342億1,092万3,600円 3億5,721万2,297人 123.9% 
2020年 1兆9,014億8,760万2,100円 3億5,033万7,951人 98.0%

コロナウイルスの影響などで利用者こそ減少していますが、テレボート利用者などの影響もあって、売上高はかなり増加しています。

2020年の総売上はなんと競艇史上5位にも上ります。

今後も競艇業界が盛り上がっていくことに期待しましょう。

 

特に注目!SGレースの売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画像元:http://www.heiwajima.gr.jp/asp/heiwajima/kaisaiinfo/replayindex.htm#TOP

2020年度の売上は、どのグレードも大幅に増加していますが、特に注目しておきたいのがSGレースの売上です。

実はSGレースの売上は、全体平均以下が続いていました。

しかし、2020年度で遂に売上増加を果たしたのです。

まずは、過去3年間SGレースの年間売上を見てみましょう。

・2018年度 885億円

・2019年度 997億円

・2020年度 1251億円

SGレースの売上高も、徐々に増加していることが分かりますね。

それでは、最後に2020年のSGレースの売上をレース別に見ていきましょう

レース名 ボートレースクラシック
開催場所 平和島競艇場
優勝選手 吉川元浩
売上高 68億4,462万700円
前年度比 -34.5%
レース名 ボートレースオールスター
開催場所 住之江競艇場
優勝選手 篠崎仁志
売上高 152億4,546万9,800円
前年度比 +41.5%
レース名 グランドチャンピオン決定戦
開催場所 宮島競艇場
優勝選手 徳増秀樹
売上高 146億5,161万1,900円
前年度比 +37.5%
レース名 オーシャンカップ
開催場所 鳴門競艇場
優勝選手 峰 竜太
売上高 152億2,968万6,500円
前年度比 +28.1%
レース名 ボートレースメモリアル
開催場所 下関競艇場
優勝選手 寺田 祥
売上高 179億5,821万8,000円
前年度比 +36.1%
レース名 ボートレースダービー
開催場所 大村競艇場
優勝選手 深谷知博
売上高 172億5,021万1,200円
前年度比 +62.6%
レース名 チャレンジカップ
開催場所 蒲郡競艇場
優勝選手 毒島 誠
売上高 172億124万800円
前年度比 +47.0%
レース名 グランプリシリーズ
開催場所 平和島競艇場
優勝選手 深川真二
売上高
前年度比
レース名 グランプリ
開催場所 平和島競艇場
優勝選手 峰 竜太
売上高 207億3,499万4,600円
前年度比 +1.3%

 

競艇の花形といえば、やっぱりSGレースでしょう。

競艇界最高峰のレースであるSGレースにはぜひ、今後も盛り上がっていってもらいたいですよね。

 

まとめ

今回当記事では、競艇の売上について詳しく紹介してきました。

人気の理由や売上高の増加を知ることで、競艇界の盛り上がりを感じてもらえるのではないでしょうか。

競艇は、安心して遊ぶことのできる公営ギャンブルの1つです。

今まで競艇のイメージが悪く、敬遠していた人もぜひ、家族や恋人を誘って競艇にチャレンジしてみてくださいね。

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