競艇のオッズとは!?計算方法やオッズ表の見方まで徹底解説
写真元:https://www.boatrace-toda.jp/wp-content/themes/Bones/floormap/12.html
競艇に限らずギャンブルをしているとよく耳にする『オッズ』という言葉がありますよね。
競艇でもオッズは重要になってくるのですが、初心者の人などなんとなくはわかるけど、詳しくわからない方も多いと思います。
今回当記事では競艇のオッズについて、計算方法やオッズ表の見方まで詳しく紹介していきます。
誰でも競艇をするなら勝ちたいと思うと思いますが、プラス収支にしたいのであればオッズのことは必ず理解しておく必要がありますのでぜひ、参考にしてくださいね。
それでは、順を追って見ていきましょう。
オッズ=配当金の倍率を理解する
オッズとは、自分が購入した舟券が的中した場合に支払われる配当金の倍率のことを指します。
たとえばオッズが3.0の舟券を1,000円分購入、その舟券が見事に的中した場合には、1,000円×3.0=3,000円が払い戻されることになります。
初心者の人はまずこちらを理解しておきましょう。
舟券の的中率とオッズの関係
オッズに関係する要素として、『舟券の的中率』が挙げられます。
競艇は6艇あるボートのうち、どのボートが勝つかを予想する公営ギャンブルですが、具体的にはこちらのとおり7種類の舟券があり、これらの中から選んで予想を組み立てることになります。
以下に順を追って見ていきましょう。
単勝(的中率1/6)
単勝とは、1着になる艇を予想する買い方のことを指します。
複勝(的中率1/3)
複勝とは、2着以内に入る1艇を予想する買い方のことを指します。
2連単(的中率1/30)
2連単とは、1着と2着の着順まで予想する買い方のことを指します。
2連複(的中率1/15)
2連複とは、1着と2着を順不問で予想する買い方のことを指します。
3連単(的中率1/120)
3連単とは、3着までの艇を着順まで予想する買い方のことを指します。
3連複(的中率1/20)
3連複とは、3着までの艇を順不問で予想する買い方のことを指します。
拡連複/ワイド(的中率3/15=1/5)
拡連複とは、3着までに入る2艇を順不問で予想する買い方のことを指します。
拡連複の組み合わせは15通りですが、選んだ2艇が絡む着順のパターンは3つになります。
拡連複の購入方法はワイドとも呼ばれていますのでぜひ、覚えておきましょう。
このように、競艇の舟券は種類によって的中率が異なります。
舟券の種類の名前は競馬の馬券やオートレースの車券など、他の公営ギャンブルと同じ名称になっているため、競艇初心者でも知っている人は多いかも知れませんね。
7種類の舟券の中で最も的中率が高いのは、1着か2着に入るボートを2艇予想する『複勝』で1/3です。
一方で的中率が1番低い、1着から3着まで組み合わせを着順通りに予想する『3連単』では、1/120という確率になってしまうので的中させるのは難しいとされています。
競艇において、この3連単を予想するのが1番難しいとされていますが、受け取れる配当金も1番高額になります。
つまり、オッズが高いということです。
このように、的中率が高いものほどオッズは低くなり、低いものほどオッズは高くなります。
舟券の購入数によってオッズが変動する
前記したように舟券は種類ごとに的中率が変わります。
しかし、それはあくまで理論的な数値であって、全てのボートが平等な条件のもとでレースを行ったと仮定した場合の現実的ではない確率とされています。
実際の舟券の的中率は、その日の天候や、各競艇場の環境、選手の実力、モーターの良し悪しなど、様々な条件によって常に変化すると言えるでしょう。
そこで、オッズを計算するもう1つの要素として『舟券の購入数(人気)』が出てきます。
計算方法は後ほど詳しく紹介しますが、舟券の購入数が増えればオッズは低くなり、舟券の購入数が少なければオッズは高くなります。
例えば、先ほどの説明にもあったように、『単勝』の舟券なら理論的な的中率は1/6になりますが、実際には舟券の購入数が違うので、理論的な確率が同じでもオッズが異なるということが起きるのです。
オッズの変動はリアルタイム
先ほど紹介したように、競艇のオッズは舟券の購入数により変動するので、舟券購入の締め切りまではオッズが確定することはありません。
そのため、舟券購入の締め切りまでの間に公開されている数字は『概算配当率』というおおよそのオッズになります。
自分の購入した舟券が、締め切り前のタイミングでは、オッズが3.0だったとしても、締め切り間近になって舟券の購入数が増えれば確定したオッズが半分の1.5になっていたということもあり得るといえます。
つまり、競艇のオッズは、確定するまでは常にリアルタイムで変動し続けているということです。
オッズの計算方法
ここまでの記事でも少し触れましたが、具体的にオッズはどのような計算で算出されているのか、詳しく見ていきましょう。
オッズは対象レースの『舟券の総売り上げ×75%÷的中した舟券の売り上げ』によって算出されています。
仮に、舟券の総売り上げが300万円で、1号艇が1着、1号艇の単勝の売り上げが150万円だったとしましょう。
そうすると、(300万円×75%)÷150万円=1.5となり、オッズ=1.5倍と算出されます。
この計算方法で算出されているため、舟券購入の締め切りまでオッズが確定できないということですね。
オッズの表の見方
競艇場、場外舟券売り場のモニターや、競艇のオフィシャルWEBサイトでは、レース毎にオッズを一覧表で確認することができます。
写真元:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/race/odds3t?rno=12&jcd=18&hd=20191231
例えば、上の画像で3連単「1-2-6」の舟券を「100円」買っていたとする。
この場合、オッズは「15.0」なので、払戻金は「100円×15.0」で1500円となる。
慣れればすぐに確認できるのでぜひ、参考にしてみてくださいね。
オッズが低くなりやすいレース
SGやG1などの大きなレースでは、普段は競艇をしない人でも舟券を購入することがあります。
そのため、オッズが極端に低くなってしまう場合があります。
競艇初心者の人は、よく分からないからとりあえず人気の艇の舟券を買う、ということが多いので、ただでさえ低いオッズがさらに低くなる場合が多いということですね。
また、予想屋、競艇新聞、解説などで紹介された買い目もオッズが低くなりやすいです。
これも◎などの印や、プロのコメントに影響を受けた初心者の人がその買い目を買うことが多いことが大きな理由になります。
オッズが低くなるからといって必ず的中するということにはならないので、上記のことも踏まえて予想すると、逆に狙い目の舟券も見えてくるかも知れませんね。
オッズが0.0ってどういう意味?
競艇場、場外舟券売り場のモニターや、競艇のオフィシャルWEBサイトでオッズが0.0と表示されていることがあります。
こちらは競艇に限ったことではありませんが、舟券や馬券がまだ1枚も売れていない時は0.0と表示されます。
競艇では、元々のオッズが低いため、単勝と複勝の舟券はあまり売れない傾向にあります。
知名度の低い一般戦などで、時々見かけることもありますが、見つけた時は100円だけ賭けると高いオッズになる可能性があるため、見つけたら買ってみるのもいいかも知れませんね。
『オッズ買い』という方法も存在する
前記した通り、オッズは人気によって決まるため、オッズの数字がそのままファンの信頼度を表しているとも言えるでしょう。
配当金が低くても的中させたい人は、当然オッズの低い買い目を選んで舟券を購入します。
逆に、的中の可能性が少なくても高い配当金を狙う人は、オッズが高い買い目を選んで舟券を購入します。
このような買い方を『オッズ買い』と言い、選手やモーターの情報は考慮せず、オッズの数字だけを見て購入する方法とされています。
予想に迷った時や、極端なオッズを見つけた時には少額で試してみるのも面白いでしょう。
まとめ
今回当記事では、競艇のオッズについて詳しく紹介してきました。
オッズの変動や計算方法などを理解しておくと、舟券の売れ行きの傾向が分かるようになると言えます。
また、記事中にあったオッズの低くなるレースについても理解しておくと、オッズの数字をレースの予想に活かすこともできるのでぜひ、参考にしてみてくださいね。
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